珪石ガラスの原料との兼ね合い
西伊豆は、ガラス原料「珪石」の産地として数十年にわたり、日本のガラス文化を支え、「ガラス文化の里づくり」を提唱するアートなエリアでもあります。ガラスの主原料でもある「珪石」の産地として、約70年にわたりその採掘が行われていました。伊豆珪山にて珪石の採掘・珪砂の生産を開始し、最盛期には国内板ガラス一大産地となり、多くの板ガラスが宇久須の珪石からつくられていました。建材用珪砂の生産を開始し、その後その需要に対応するため、ガラス用は輸入品を含む他資源に置き換え、平成元年10月をもって、永年続いた板ガラス用珪砂の供給を終了しました。以降、平成20年まで珪石の採掘は続けられ、建材用珪砂(ALC、珪酸カルシウム耐熱保温材)を中心に生産されました。(写真 黄金岬クリスタルパーク)