STORY01
温泉が出た!しかし、水温20度足らずで使い道無し…
きっと使える、何かに使える… 忘れ去られた50年後にまさかの展開
1970年宇久須神田の住民が地域おこしのために財産区で保有する公有林の売却資金を基に温泉掘削を手掛ける。673m程掘削し、温泉水を掘り当てたものの温度は20度にも満たない。温泉成分条件を満たしているため「神田温泉」として静岡県に登録するが、一切利用されることなく50年程川に放流されていた。 2018年、水源地を含む土地所有者である当社代表が、使い道を模索。 ~代表の回想①~ 加温温泉(沸かし湯)としての利用が最も安直に思い浮かぶが、温泉処が多い伊豆地域においての加温温泉では、よほどの付加価値がなければ利益は生み出せない。 養殖、栽培、化粧水、凝縮温泉…。 情報収集し、諸々の水質検査をし、スッポンや金魚を飼ったり、多肉植物を育ててみたり、化粧品会社に売り込んでみたり…。 「飲用可」の結果が出た時も、「ふーん、飲めるんだ…」程度の印象。 しかし、その後水質や成分を熟考し、情報収集を重ねているうちに…。 「この水、日本人にはあまりなじみのない硬水だけど、日本一どころか世界でもトップレベルの硬度⁈」であることに気づき、一気に気持ちは「ミネラルウォーター販売」へ。
工場付近を流れる『赤川』
工場付近を流れる『赤川』